寒さが厳しい季節になりました。ベッドに入ってもソックスをぬぐことができない、なんて人も多いはず。冬の健康のトラブルは、ほとんどが冷えによるものです。イルチブレインヨガで血液の流れをスムーズにして、冷えに強い体をつくりましょう!冷え対策には、体の中心である丹田(たんでん)を温めるのが一番。エネルギーを丹田に集める効果のあるイルチブレインヨガの体操を紹介します。
朝目が覚めるとき、おなかを触ってみてください。冷たくなっていませんか?おなかが冷たいと、「気運」が頭にのぼりやすくなります。気運が頭のほうに集中してしまうと、下半身が冷えます。また、血液も脳の中で滞ってしまうため、イライラしたり、神経質になったりと、心が不安定になります。風邪をひくときも、ほとんどといっていいほど、気が滞っているときです。
へその下にある「丹田」(たんでん)は体の中心であり、エネルギーを蓄える貯蔵庫です。両手を使って、丹田を温めながら刺激することで、気のめぐりは着実に改善されます。意識を丹田に集中させながら、ゆっくりと体をほぐしていきましょう。肩や背中、お尻の筋肉のこわばりが解消されていくのが感じられるはずです。気持ちも強くなり、自分の行動にも自信が持てるようになります。
イルチブレインヨガの「丹田をなでおろす」
1. 両手をあわせ、手のひらが熱くなるまでこすります。温かくなった両手を丹田の上に乗せ、時計の方向になでます。丹田のあたりが冷たくなっていると感じたら、両手をじっとあてて、手のぬくもりがおなかの中に浸透することをイメージします。
2. お腹がある程度温かくなったら、両手を丹田に置いたまま、ゆっくりと息を吸ってお腹をふくらませ、へこませながら息を吐きます。
3. 5回繰り返します。
4. 胸から丹田のあたりまでを手のひらで丸く円を描きながらなでおろします。
Point:おなかが温かくなって、体の気運の調和がとれます。心がゆったりしてくると、どんなときでも落ち着いて対処できるようになります。