脳波振動を行うときに重要なことは、振動の強さや方法ではありません。自分にどれほど集中し、自分固有のリズムを探すのかにポイントがあります。どんな動きでも、単純な動作を意識的に繰り返してみて下さい。自分固有のリズムを探し、体が動きたい通りに動いてみます。生命の中枢である脳幹が活性化し、体と心を自ら調節する力ができます。
横になり、つま先たたきという簡単な動作を5分位繰り返すだけでも、ぐっすりと眠れるようになります。首や肩のなどの上半身の緊張、胸のつまり、そして下半身に停滞されたエネルギーをツマ先のほうへおろしてゆくと、想像しながらやってみて下さい。
つま先たたき脳波振動
- 足と腕を楽に伸ばして、目を閉じます。
- 肩、腕、足など、全身をゆらゆら揺らしてリラックスします。
- 静かに長く「ふ~っ」とはき出しながら呼吸します。
- 両足のかかとはつけたままで、つま先をたたきます。
- 強さや速度は、自分のペースで構いませんが、休まないように繰り返します。
- つま先の振動にのって、膝、太もも、おしり、腰から頭のてっぺんまでの微細な振動を感じます。
- 全身に振動が起きたら、そのまま動きに任せます。
- 10分位繰り返した後、動作を止めて体に流れる微細な振動を感じます。
- 下腹丹田に意識を心を集め、ゆっくり深呼吸を3回して終わります。
自分の音波を利用し、精神を集中して脳細胞を振動させると脳波が安定し、脳が元気になります。ある特定の音を繰り返して唱えるマントラの瞑想のように音を一緒に出しながら行うと、考えに陥らないで集中力を高めることができます。脳波振動をしながら「脳波振動(ネッパジンドン)」と繰り返し声に出すのも同じような理由からです。もし体に弱い場所があれば、その臓器の名前を呼びながら行ってもいいです。心臓が良くない人なら「心臓!心臓!」と言いましょう。このように、特定臓器の名前を呼びながら集中すると、心気血精の原理が働き、臓器の機能を回復させるのにとても効果的です。