■骨盤のゆがみが「肩こり」「腰痛」に
肩こりや腰痛を訴える人は年々増えています。デスクワークが増えたことで、20代から肩のこりや腰の張りに悩む人も目立つようになっています。最近、肩こりや腰痛の原因として注目されているのが「骨盤」のゆがみです。骨盤がゆがむと、それにつながる背骨もゆがみやすくなり、筋肉や神経が圧迫される恐れがあります。そうなると、血液やリンパの流れが悪化し、老廃物がうまく排出されなくなり、肩や腰に痛みを感じやすくなるのです。
■内臓にも悪影響
骨盤のゆがみは、美容やダイエットにもマイナスです。骨盤がズレていると、全身の筋肉にかかる力のバランスが崩れてしまいます。その結果、力がかからない部分に脂肪がつきやすくなります。さらに、背骨がゆがむと自律神経にも影響するため、精神的に不安定になりやすく、イライラや過食、めまいなどが起こることもあります。このほか、骨盤の内側には腸や膀胱、女性であれば子宮や卵巣といった内臓が入っています。このため、骨盤がゆがむと、婦人科系のトラブルに見舞われやすいとされます。
■仙骨がまっすぐ立つ
骨盤のゆがみを解消するためには、骨盤周辺の筋肉の緊張をほぐし、姿勢を整えていくことが大切です。イルチブレインヨガの脳活性化ヨガ・トレーニングでは、体と脳を刺激するストレッチで、全身の筋肉をリラックスさせていきます。呼吸法や瞑想でおへその下(丹田)にエネルギーと力を集中させることで、骨盤の一部である「仙骨」が床に対してまっすぐ垂直に立つようになり、姿勢がピンと伸びます。ふだんから良い姿勢が保てるようになり、骨盤のゆがみが整えられていきます。