暑い夏を元気に乗り切るためには、オン・オフの切り替えをしっかりと行うことが大事。適度な運動や呼吸瞑想で活力と余裕のある生活リズムを保ち、夏バテを予防しましょう。
■夏バテとは
夏バテとは、「食欲がなくなる」「体がだるい」「疲れがたまる」など、夏の暑さや湿気に伴う心身のトラブル全般をさします。毎日の食事や生活習慣にしっかりと気を配りたいところです。
■自律神経との関係
夏バテは、自律神経と深く関係しているとされます。人間の体には、体温をできるだけ一定に保とうとする機能があり、暑いときに汗をかいて熱を放出しようとしたり、寒い時に体が震えることによって熱を生もうとします。この温度調節は自律神経の働きの一つですが、連日の猛暑で温度と湿度が高い状態が続くと、自律神経に負担がかかりすぎてしまいます。また、エアコンのきいた室内と屋外の温度差が激しいと、自律神経のバランスがさらに崩れやすくなります。自律神経が乱れると、体と心にさまざまな不調を生みやすくなるのです。
■オン、オフの切り替え
また、夏休みに向けてアクティブになりすぎるのも、要注意です。スケジュールを詰め込みすぎると、体力的に負担になるだけでなく、メンタル面でも緊張状態が長く続くことになり、自律神経のうちの「交感神経」が優位になりすぎてしまいます。
自律神経は、アクティブ系の「交感神経」と、リラックス系の「副交感神経」のバランスで成り立っており、一般的に仕事をしているときは交感神経、休んでいるときには副交感神経が活動します。この2つをうまく切り替えることで、自律神経のバランスが回復しやすくなり、夏バテの予防につながります。
■呼吸瞑想やブレイン体操
オン・オフの切り替えを上手に行うための方法の一つが、イルチブレインヨガの「呼吸瞑想」です。呼吸瞑想を行うと、呼吸が深まってストレス状態から解放され、心身がリラックス。過度に活発になっている交感神経を落ちつかせてくれます。また、イルチブレインヨガのブレイン体操もおすすめ。簡単な動きを短時間行うだけで、血流がスムーズになり、脳や内臓の働きの活性化が促されます。
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